一番大切な顧客ニーズ調査だが、ここは営業の出番。何とか他社売筋データの入手に成功(簡単ではなかった)。また販売店舗では販売スタッフが直接、顧客にヒアリング。あとはデータ分析とサンプリング。徐々に売れ筋を増やすプロセスが構築されていった。
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まだまだ続く軋轢
型数削減以上に難航したのが、デザイン。ここはデザイナーの領域。襟、袖丈、パターンなど、ここもデータに基づいて再検討。良い商品は感覚、想いも重要だが、データも重要。この考え方で売れ筋が増えていった。サラッと書いたが、戦いは凄まじかった。
販路開拓
開発した高級キャンプ用具販路開拓のご相談。「想い」は詰まっている。まずはニーズ調査、コンセプト、コスト、プラン、目標などの設定が必要。自身で使ったり、動画を取ったり、「愛着」を感じる。従業員の関わり具合はどうなんだろう?
商品開発のタイプ
商品開発はタイプがあって、全く新しい物を作る、売れ筋のバージョンアップ、顧客要望を取り入れるなどいくつかある。まずやり易いのは売れ筋のバージョンアップ。これと同時にラインナップの刷新。全体の型数決定、死筋の廃盤決定、型別の採算チェック、この作業も既得権益が。
会議が始まった。
各部門に指令(宿題)が出された。成果は毎週の「会議」で提出→議論→解決のサイクル。デザイン会議、型数会議、分析会議、追加発注会議などなど、会社全体が「売れる商品作り」を中心とした活動に特化した。社長が会社を変えた!社長の号令で全社員は動いた!
物流も商品開発に関係ある?
物流(商品管理部)もたいへんだったな。2人体制で製品出荷は営業部(7名)もやっていたのを「すべて2人でやるにはどうすればいいのか考えよ」という課題。聞いた時はたまげたけど出来たんだよね。ここの効率化も知恵絞ったなぁ。
改革は各部署反発
仕入部も大変だった。原価率25%を20%に下げる指示。品番別、取引先別、材料別、製造工程別に分析。IT担当がいたから分析は出来たが、原価低減交渉は上司の古株の役目、これもかなりの抵抗があった。改革はどの部署も「反発」がある
各部に指示が下りてきた
営業部は競合売れ筋品番調査
仕入部は原価率20%への施策
経理部はJANコード取得(百貨店)
物流はレイアウト提案
企画部はデータの自社売れ筋把握
と全部門同時にプロジェクトが動き出しました。
一番の反発はデザイナーがいる企画部。
商品開発どうしよう?
百貨店ブランド年間型数300型、プロパー消化率50-55%、セール消化率70-75%、残り30-25%は在庫で繰越。原価率25%。
課題は型数を抑制しながら売れ筋を増やす。追加生産期間の短縮など山積。
営業に対する指示は「競合の売れ筋品番を入手せよ」しょっぱなから「どうしよう?」
先は長い
会社はアパレル企業(企画、製造、卸、販売)。百貨店ブランド展開(シェア100%)。会議は週一回。元日産の工場長であった社長自ら教えてくれた。〇〇の法則、○○分析、たまに当時、流行ったプロジェクトX見たり。ここで「やる気」と「知識」を得た。
当時を振り返る
営業、仕入、企画、経理の4名と社長の計5名で始まった商品開発。CFT(クロスファンクションチーム)と命名された。ここでは商品開発以外の会社全ての課題を解決することとなる。この経験が診断士を目指すきっかけになるとは知る由もなかった。
商品開発
コンテンツ作成中。本も見るが、やってきた事、実績、経験、想い、苦労、問題などを載せながら、やはり聞く側の立場で、出来るだけわかりやすく「やってみよう」「できそうだ」と思っていただけるようにしたい。診断実習でもやりたかった。でも時間ないんだよね。
経営理念の大切さ
「経営理念」この言葉はどうしてもきな臭いイメージが付きまとう。目に見えないし、よくわからない。数字にも出せない。でも、昨今さすがにこの「経営理念」の重要さがクローズアップされてきた。自分も同感である。私は実体験として重要さがわかる。なぜか?2016年から運営している婚活支援事業がその例である。本当に一途に人の幸せを願って運営委してきた。競争が激しい婚活ビジネスで、費用を一切掛けずに今だに生き残っている。「経営理念」=「自己利益でなく社会、人のためという強い想い」ここの筋が通っていると、企業は存続できると私は思う。
いろいろやってみた
一月から三月までやってわかったこと。
①仕事はありそう
②4月から即、安定収入は難しい
③営業活動のやり方
④不安より、楽しみの方が大きい
⑤三大市場(売上拡大、事業承継、IT化)
⑥仲間の大切さ
こんな感じです。
中小企業一番の悩み
企業は、売上-原価=利益というルールのもと経済活動を行っている。一番大切なのは何と言っても「売上」に尽きる。この売上について最近はWEBマーケティングなどシステム的な手法が流行っている。しかし、それらが有効に活躍できるのは、売れる商品があって初めて成り立つ。「売れる商品」を開発するにはどうすれば良いのか? 言うは易く行うは難しである。自分は前職で「売れる商品」作りを目の当たりにしていた。高宇知中小企業診断士事務所開業にあたり、その経験をお伝えできれば幸いである。
補助金の重要性
種類によるけど補助金の金額(キャッシュ)分、利益をあげようとすると、どのくらいの売上が必要になるのだろう?
って考えると経営者にとって補助金は魅力。
だから補助金の仕事はコンサル案件より圧倒的に多い。
相談員の理想像
某区主催のセミナーに参加。創業した店主と指導した相談員との対談形式であった。コロナ渦の苦労など共にした時間を経て、素晴らしい信頼関係が感じられるセミナーであった。
インタビュー
経営理念がしっかりしている。
それを感じさせる会社の雰囲気。
それを感じさせる右腕幹部。
でも社長の迷いが垣間見える。
第三者の視点が改めて重要であることがわかりました。
ホームページ作成で感じる事
ホームページ作成もほぼ完成。婚活サイトを作ったことがあるので、その経験が活かせた。これからの自分を売り出すためのホームページである。じっくり、じっくりと作り込みました。作成していると自分の領域が整理できて良かった。経営理念は「想い」をしっかり載せて、この理念を柱に活動していきます。どうなるのか不安が半分、楽しみが半分。やるしかない。
事業承継について感じる事
現経営者の番頭・参謀・右腕的な人材の承継は、アトツギ承継と同じくらい重要だと思う。アトツギが少々出来なくても、周りがカバーできるが、逆は即、会社が傾く。アトツギは能力よりも人柄の方が重要?